島根フィルティーズの選手(右端)に質問する中学生∥島根県川本町川下、ふれあい公園笹遊里
島根フィルティーズの選手(右端)に質問する中学生∥島根県川本町川下、ふれあい公園笹遊里

 島根県川本町の川本中学校1年生が2日、地元の女子硬式野球チーム「島根フィルティーズ」の選手と交流し、選手に町を紹介し、インタビューして親睦を深めた。

 フィルティーズを知り応援する総合的な学習の時間で実施し、1年生18人と選手12人が参加した。

 生徒たちは選手に雲海の名所で知られる丸山城跡や温泉施設の弥山荘、郷土芸能の江川太鼓などを紹介した。町内に群生地がある希少植物イズモコバイモの学名フリティラリアが、チーム名の由来になっていると発表した。

 芝生広場で鬼ごっこやゲームをして一緒に遊び、インタビューでは出身地や趣味、休日の過ごし方を質問し選手への理解を深めた。

 1年の竹下寧音(ねね)さん(13)は「選手と交流して楽しかった。町の良さが伝わったらうれしい」と喜んだ。

 フィルティーズの恩田楓可(ふうか)主将(26)は「応援が力になる。地域密着型のチームとして町に貢献したい」と話した。(佐伯学)