大きな拍手を受けながら体育館を行進する野球部の選手たち=江津市渡津町、石見智翠館高
大きな拍手を受けながら体育館を行進する野球部の選手たち=江津市渡津町、石見智翠館高

 第103回全国高校野球選手権大会でベスト8に入った石見智翠館高(江津市渡津町)の選手が27日、同校に戻った。生徒や教員ら約420人が出迎え、激闘を終えたナインの健闘をたたえた。

 甲子園からバスで帰途に就いた選手たちを、体育館で生徒たちが大きな拍手で迎え入れた。

 山崎凌夢主将(17)は「多くの人に応援してもらったおかげでベスト8に入れた。今後は、この歴史を塗り替えてほしい」と後輩たちを鼓舞。

 末光章朗監督は強豪・智弁和歌山に1-9で敗れた準々決勝を振り返り「大きな壁があると感じた。悔しさを忘れず、しっかり頑張りたい」と決意を新たにした。

 新型コロナウイルス禍や雨による延期でコンディションづくりが難しかった中で、18年ぶりとなる8強進出を果たしたことに、竹迫繁校長は「全員野球で勝ち上がり、多くの人々に感動を与えてくれた。本当にありがとう」とねぎらった。 (福新大雄)