2024年秋から25年上半期にかけて、国鉄型電気機関車(EL)の引退とフェードアウトが相次いだ。もともと公表されていた置き換え計画よりも、実施時期が先送りになっていた。だから「いつ実行に移されてもおかしくない」とずっと覚悟していたとはいえ、オールドファンには残念な惜別期間になった。そんな中、8月になって群馬県の高崎地区で「奇跡の復活」があった。今回は復活した列車を見に行ったので、国鉄型ELの現状と合わせて振り返る。

 高崎地区といえば、蒸気...