ピオーネの摘み取りを楽しむ来園者=浜田市金城町七条、きんた農園ベリーネ
ピオーネの摘み取りを楽しむ来園者=浜田市金城町七条、きんた農園ベリーネ

 【浜田】浜田市金城町七条の観光農園「きんた農園ベリーネ」で28日、金城町特産の大粒ブドウ「ピオーネ」の摘み取り体験が始まり、来園者は丸々と実った「黒い宝石」の収穫を楽しんだ。

 きんた農園では、64アールのハウス5棟で、ピオーネ7千房、シャインマスカット2400房を栽培。今年は芽吹く時期に当たる4月中旬に霜被害を受けて生育が1週間ほど遅れたが、5~7月は天候に恵まれ、例年よりも大粒で色づきは良い。糖度や酸味も強い仕上がりで、8月の長雨の影響はなかったという。

 来園者は、粒の大きさや色づきなどで品定めしながら、気に入った房のつるにはさみを入れた。6年連続で訪れている地元の雲城小学校5年、大屋羽花さん(10)は「今年は粒が大きくておいしそう。家族と一緒に食べたい」と笑顔で話した。

 午前10時~午後4時。摘み取り体験は9月20日ごろまでで、なくなり次第終了する。期間中無休。

          (村上栄太郎)