絵本『ミャクミャクと… ミャクミャク誕生ものがたり』
絵本『ミャクミャクと… ミャクミャク誕生ものがたり』

 大阪・関西万博(大阪・夢洲)の公式キャラクター・ミャクミャクをテーマにした絵本『ミャクミャクと… ミャクミャク誕生ものがたり』が販売されることが決定した。作・絵をミャクミャクをデザインした絵本作家の山下浩平氏が手掛ける。

【画像】ミャクミャクの誕生明らかに…作者のスケッチ

 山下氏が描いた、初めて明かされるミャクミャク誕生の物語。小さな細胞として誕生したミャクミャクが、ほかの生き物や自然、文明と出会うことで、世界に存在する形や色の中にある素晴らしさを見つけ、想像、変化、共生しながら未来へ脈々とつながっていく姿が描かれる。

 本編の物語に加え、作者本人がデザインの過程を解説した図録を収録。山下氏が描き下ろしたミャクミャクのポストカードを3枚が特別付録となっている。

 初めは奇妙だなと思ってた。なのにどんどん好きになって、今はさよならなんて、言いたくない――。「そんな思いを寄せる人に手に取ってほしい」と呼びかける。

 なお、購入方法は後日発表

【書籍情報】
書名:『ミャクミャクと… ミャクミャク誕生ものがたり 』
著者:山下 浩平(やました こうへい)
判型:(210 × 210mm)
仕様: 36ページ/カラー
発行:フェリシモ出版
定価:本体価格2000円
販売方法:フェリシモ ショッピングサイト等で予約販売

【コメント】
■山下浩平
この絵本は、ずっと頭の中にあった誕生の物語を2022年の冬から2023年春にかけて、私的に描いた“ミャクミャク”の設計図の一つでした。
不完全さもありますが、ほぼ手を加えずにそのまま出すことにしました。その方が、当時の想いや熱を、少しでも感じてもらえるのではないか、と思ったからです。
このたび、フェリシモさんにお声かけいただき、そして“脈々”と、ご縁がつながり、みなさまの目に触れる機会をいただけたことを、うれしく思います。
この絵本がたくさんの方の手に届き、これからもミャクミャクが愛され続けられることを願っています。

■企画担当者
大阪・関西万博の閉幕まで、いよいよあとわずかとなりました。今や多くの人に愛されるようになった現在までのミャクミャクのストーリーは、私たちに大切なことを教えてくれます。懸命に生き抜く姿は、多くの人の心を打ち、やがて深く愛される存在へと変わっていくのだということを。最初は奇妙なキャラクターだな……と思っていたのに、今は愛おしい。そんな思いを、SNSや公式動画のコメント欄でたくさん目にします。この絵本はそんな、大阪・関西万博とその象徴であるミャクミャクに思いを寄せるすべての人に、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。
作者である山下浩平さんは、フェリシモと20年来のお付き合いのあるデザイナー・絵本作家です。ある日、「実は未発表の絵本があるんです」というお話を伺い、原稿を見せていただいたところからこの出版プロジェクトはスタートしました。その原稿には、ミャクミャク誕生の背景にある深い思いや意図、そして生き生きとしたミャクミャクの姿が描かれていました。すでに万博の会期も後半に差し掛かっていましたが、今だからこそたくさんの方に届けたいと思い、「ぜひこの絵本を出版させていただきたい」と打診すると、山下さんも「フェリシモさんからこの絵本を出したい」と言ってくださいました。そしてついに、みなさんへ『ミャクミャクと… ミャクミャク誕生ものがたり』をお届けすることができます。
大阪・関西万博は終わります。けれど、ひとりひとりの心の中にあるミャクミャクの物語は、決して終わることはありません。どうか、あなた自身もミャクミャクを脈々と未来につなげていく担い手になっていただければ幸いです。