8月下旬、山口県宇部市にある海底炭鉱「長生炭鉱」で人骨が発見された。同炭鉱では戦時中の1942年に水没事故が起き、朝鮮半島出身者136人を含む183人が亡くなった。犠牲者に植民地出身者が多かったのは、戦時の増産体制で危険な採掘をしていたことも無関係ではない。

 犠牲者は水没した坑道で救助を試みられることもなく、坑口は憲兵によって...