地球温暖化を進める二酸化炭素(CO2)を回収し、地下深くに貯留する「CCS」という技術が注目されている。CO2は通常、水に溶けてイオンとなってから岩石と化学反応を起こし、数百~千年ほどで岩石に含まれる鉱物の結晶の一部になる。その長い期間、漏れ出ないよう注意が必要だ。

 東京大の辻健教授(資源エネルギ...