伊藤裕樹 (C)ORICON NewS inc.
伊藤裕樹 (C)ORICON NewS inc.

■『RIZIN.51』全選手インタビュー(26日/名古屋市内ホテル)
 フライ級グランプリのリザーブマッチで山本アーセンと対戦する伊藤裕樹が、不本意な形で退場することになったグランプリへの思いと、そこから気持ちを切り替えて挑むこの試合への意気込みを語った。

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 伊藤は7月の『超RIZIN.4』のグランプリ1回戦で強豪のエンカジムーロ・ズールーに判定勝利するも、8月の「総選挙」で落選し2回戦に進めず。リザーブマッチに回ることになり、1回戦で神龍誠に敗れたアーセンと対戦することになった。

 リザーブが決定した直後は「きつかったすね、マジで」とかなり落ち込んだが、「ストレスの当たり場が“食”にしかなかったんで、たくさん食べたら元気になって切り替えた。そっからは大丈夫ですよ」と試合への準備を開始した。

 リザーブマッチの対戦相手は「扇久保(博正)さんに負けたトーレスになると思った」が、2年半前に判定負けしているアーセンに決定。負けた選手とのリベンジマッチは初めての経験で、「あの頃よりも強くなったところをファンの皆さんに見せたい。リベンジされるより、するほうがワクワクするじゃないですか。前はやられたけど今回は勝つって気持ちで必死に練習してきた」と自信をのぞかせた。

 今回が今年で早くも4試合目となるが、グランプリ準決勝の勝者に負傷者が出た場合は、リザーブマッチの勝者が大みそかに出場する権利を得る。その場合は「無敗の(アリベク・)ガジャマドフと対戦したい」と5試合目も見据えている。

 会場となるIGアリーナは、今月14日のボクシング井上尚弥の防衛戦を見るために訪れており「4階席だったけど、めちゃくちゃリングが見やすくて、来てくれるお客さんはどこの席からでも楽しめるって思いました」と魅力を紹介した。