国立公園・三瓶山周辺で見頃を迎えている三瓶そばの花=大田市三瓶町
国立公園・三瓶山周辺で見頃を迎えている三瓶そばの花=大田市三瓶町
見ごろを迎えた三瓶そばの花を眺める園児たち=大田市三瓶町
見ごろを迎えた三瓶そばの花を眺める園児たち=大田市三瓶町

          
国立公園・三瓶山周辺で見頃を迎えている三瓶そばの花=大田市三瓶町
見ごろを迎えた三瓶そばの花を眺める園児たち=大田市三瓶町

 大田市の三瓶山の麓で栽培されている在来種のソバ「三瓶そば」の花が見頃を迎えている。真っ白な花が絨毯(じゅうたん)のように広がり、秋の訪れを告げている。

 三瓶そばは約300年の歴史があり、他の品種と比べて実が小ぶりで強い風味がある。2020年に農林水産省の地理的表示(GI)保護制度の登録を受けた。今夏、生産者やそばの提供店舗、市内の商工・行政関係者も加わり、官民一体のブランド推進の試みが始まった。

 今年は前年より1ヘクタール少ない24ヘクタールで作付けした。三瓶町では近くの池田保育園の園児たちが、かれんな花を楽しんでいた。花は10月中旬ごろまで楽しめ、同月下旬に収穫が始まる。三瓶そば推進会議の湯浅英行会長(65)は「花も楽しめるのがそばの魅力。秋の三瓶山を訪れてもらいたい」と話した。

(勝部浩文)