今年8月に、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、産業革命前と比べた世界の気温上昇が2021~40年に1・5度に達するとの予測を公表している。18年の想定より10年ほど早くなっている。地球温暖化のスピードが増しているということであろう。気温が1・5度高くなると、熱波や極端な大雨の発生率が上昇するとのことだ。この夏もそうだが、わが国でも、九州...