キングオブコントで優勝し18代目キングに輝いたロングコートダディ (C)ORICON NewS inc.
キングオブコントで優勝し18代目キングに輝いたロングコートダディ (C)ORICON NewS inc.

 “コント芸日本一”を決めるTBS系『求人ボックス presentsキングオブコント2025』(後6:30)が、11日に放送。トップバッターのロングコートダディが優勝し、賞金1000万円を獲得、史上最多3449組の頂点に立ち、18代目キングに輝いた。優勝後の会見では、笑いを交えながらも本音が飛び出した。

【写真】『キングオブコント』歴代優勝者一覧

 優勝後の反応について、兎が「泣いてないです。感は極まってました」とコメントすると、相方の堂前透が「一切出てなくて。ウソ泣きやって(笑)」とツッコミ。トップバッターについて、堂前は「正直、すごいなって思いました。トップバッターで。去年もトップバッターで、去年で信頼を得て、点数をつけている部分もあると思ったので、ありがたくいけました」と“自画自賛”した。

 一方の兎も「2年連続トップっていうのは、去年の自分たちと比べられるかなって。成長してないはずないやんって。負けるわけないやんって思いました。比べられても、負けるはずない。比べられようがなんやねんって」とニヤリ。

 賞金の使い道については、堂前が「新しいプロ野球チームを作りたいです」、兎は「僕はずっと一緒にやってきた芸人、釣り仲間がいて、優勝したら海外に旅行に行こうと行っていたので、行きたいです」と声を弾ませた。

 堂前は続けて「正直今年で終わろうと思っていたので。優勝してもせずとも。一番いい形で終わることができてよかった」と語っていた。

 堂前透と兎からなる同コンビは、2009年に結成。『キングオブコント』には4度目の決勝進出となり、2020年は7位、22年は7位、24年は2位という戦歴となっており、昨年の準優勝から迎えた今年、見事に王者をつかんだ。また『M-1グランプリ』では2021年に4位、22年に3位、今年新設された漫才とコントの二刀流を決める『ダブルインパクト』では2位だった。

 ファーストステージは、トップバッターとして登場したロングコートダディが474点、2番手で登場したや団が473点、5番手で登場したレインボーが464点で進出を果たした。ファイナルステージはレインボーが454点で合計918点、や団が464点で合計937点、ロングコートダディが471点で合計945点だった。

 2008年から毎年行われ、今年で18回目。プロアマ問わず、芸歴制限なく出場可能な同大会。歴代キングはバッファロー吾郎、東京03、キングオブコメディ、ロバート、バイきんぐ、かもめんたる、シソンヌ、コロコロチキチキペッパーズ、ライス、かまいたち、ハナコ、どぶろっく、ジャルジャル、空気階段、ビスケットブラザーズ、サルゴリラ、ラブレターズが名を連ねている。

 史上最多エントリー3449組となった今回、ファイナリストには、青色1号、うるとらブギーズ、元祖いちごちゃん、しずる、トム・ブラウン、ファイヤーサンダー、ベルナルド、や団、レインボー、ロングコートダディの10組がファイナリストとなった。

 MCはダウンタウンの浜田雅功、アシスタントは日比麻音子アナ、審査員は昨年に引き続き、飯塚悟志(東京03)、小峠英二(バイきんぐ)、秋山竜次(ロバート)、山内健司(かまいたち)、じろう(シソンヌ)という歴代王者たちが担当した。