島根県邑南町の児童が夏休みなどにテーマを決めて、調査した「調べる学習作品展」が、同町淀原で開かれている。16日まで、入場無料。
地元の歴史や両親の職業、生活の中での疑問などから始まり、本や学校の先生へのインタビューなどで調べ、写真や絵を交えてまとめた研究結果33点を展示した。
母親が医療用のかつら向けに自分の髪の毛を切って寄付している児童は、がんの仕組みや抗がん剤の効果について調査した。飼い猫がいる児童は、家族で誰が一番猫に好かれているかを調べるなど、ユニークな作品が並ぶ。
作品展は2012年から毎年実施し、今年は5校32人が作品を寄せた。同町教育委員会の堀尾亮介・派遣指導主事は「児童が自身の視点で調べ、まとめた素晴らしい作品をぜひ見てほしい」と呼びかけた。
(吉野仁士)