国の「ナショナルサイクルルート」指定を目指す「鳥取うみなみロード」(152キロ)の看板が、西の発着地のJR境港駅(境港市大正町)駅舎前に設置され、このほど、鳥取県の平井伸治知事や境港市の伊達憲太郎市長らが序幕し、完成を祝った。
看板は横3.75メートル、縦92センチで、ロゴマークをあしらい、地図上に東西の発着点と、ロードコースを赤線で示した。県がJR西日本に場所を借りて設置した。
JR西日本の貴谷健史山陰支社長、県サイクル協会の生田仁史会長も含めた4人が序幕した。終了後、県内外のサイクリスト25人が美保湾展望台まで同ロード約10キロを自転車で走った。
東の発着地のJR東浜駅(鳥取県岩美町)駅舎前にも県がロゴマークをあしらった路面標示を設けている。
平井知事は「愛され、世界中から注目されるサイクリストの聖地になってほしい」と期待した。2025年度内に県東中西部の各1カ所にサイクリストが写真撮影するモニュメントの設置も計画している。(松本稔史)