色とりどりの花や実をつけた山野草=益田市乙吉町、乙吉公民館
色とりどりの花や実をつけた山野草=益田市乙吉町、乙吉公民館

 秋の山野草を楽しむ山草展が18、19の両日、益田市乙吉町の乙吉公民館で開かれ、丹精込めて育てられた80鉢が来場者の目を楽しませている。

 益田、浜田両市の愛好家8人でつくる益田山草会(大賀進会長)が毎年秋と春に開いている。

 10月ごろに小さな花を咲かせるホトトギスや、赤い実がなったツリバナ、種から20年以上育てた渋柿のロウヤガキなど、会員が手塩にかけた秋の草花が並んだ。趣がある小さな花弁や熟れた実が来場者の目を引いている。

 乙吉町に住む中島敬三さん(84)は「秋らしくて風情がある。肥料の施し方やコケの生やし方なども参考にしたい」と話した。

 入場無料。19日は午前9時から午後3時まで開催。

 (堀尾珠里花)