首相指名選挙を巡り異例に次ぐ異例の展開となっている政界。自民党総裁選で高市早苗新総裁が選出された10月4日からビッグニュースが続き、もはや「女性初の自民党総裁」誕生が遠い昔のようにも感じられる。
目まぐるしい政局のポイントとなった出来事は次の三つだろう。➀公明党が自民に連立離脱を伝達、➁野党間の「玉木首相」を巡る駆け引き活発化、そして➂日本維新の会と自民の連立協議入りだ。こうした激動が2週間足らずで連発したのだから、政治の世界が「一寸先は闇」と言われるのもうなずける。
国民や有権者に目を移すと、交流サイト(SNS)で活発な議論が見て取れた。物価高で国民生活が圧迫される中で繰り広げられた永田町のドタバタ劇を、多くの利用者が期待や不安が入り交じる心境で...