アーティスト・KUROMIが独占告白!(C)2025 SANRIO CO., LTD. 著作 株式会社サンリオ
アーティスト・KUROMIが独占告白!(C)2025 SANRIO CO., LTD. 著作 株式会社サンリオ

 20周年を迎えたサンリオの人気キャラクター・クロミが、10月22日にメジャーデビューし、音楽活動を本格化する。ケンモチヒデフミやDaoko、重盛さと美らが楽曲を手掛けた意欲作となったが、リリースはデジタルだけではなくCDもリリースする。若いファンも多いクロミが、なぜ? いつも強気なクロミが意外な“素顔”も見せながら、届けたい思いとは? まるで往年のロックアーティストのような熱い魂を持ったアーティスト・KUROMI“本人”に、直撃インタビュー!

【動画】KUROMIのラップがスゴイ!重盛さと美が提供した新曲MV

■音楽活動を本格化するワケは?「一番近くに寄り添う最強の味方になりたいのさ★」

――これまでも「Greedy Greedy」(2021年)など歌声を聴かせてきましたが、なぜ今、音楽で本格始動をしようと思ったのでしょうか?

【KUROMI】今思うと、最初のきっかけはまさに「Greedy Greedy」を出した時のみんなの反応だったんだ。自分のハートの叫びを音楽に乗せて届けるっていうのは、あの曲が初めてだったから、アタイも実はちょっぴりドキドキしてたんだけど…。いざリリースしてみたら、「クロミの歌で勇気が出た」とか、「もっとワガママになっていいんだって思えた」とか、アタイが思ってた以上にたくさんのヤツらが、アタイの歌を受け取ってくれたことがちょー嬉しかったんだ!「アタイの音楽は、間違ってないんだ」って思えたし、そうやってアタイの歌がこれからもアンタたちにとって「お守り」みたいな存在になったらいいな、って思ったんだよ。

――なるほど。その経験が今回に繋がったのですね。

【KUROMI】今回「アタイの想いをもっともっとたくさんの人たちに届けるにはどうしたらいいか」って考えてたら、その時のことを思い出してさ。今こそ、アタイの全部を音楽にぶつけてやろうって思ったんだ! 生きてると「サイコー!」って日 もあれば、どん底の日もあるだろ? アタイは、アンタの人生の、どんな場面にも流れるサイコーのBGMを届けたいんだ。無敵な気分の時には、もっとテンションが上がるロックな曲を。一人で泣きたい夜には、そっと隣にいるような優しい曲を。うまくいかなくてもやもやする時には、代わりに叫んでやるような、激しい曲を。そうやって、アンタのハートの一番近くに寄り添う最強の味方になりたいのさ★

――メイキング動画が公開中ですが、レコーディングや撮影は緊張しましたか?

【KUROMI】初めて本格的なレコーディングブースに入って、マイクの前に立った瞬間は、ほんの少しだけドキドキしたかな。でも、MV撮影の時は、また別の感情だったな! とびっきりイケてる衣装やセットで、アタイの世界観がどんどん形になっていくんだ。気づいたら、緊張なんてどっかに吹っ飛んじゃってさ。「どうだ! 今のアタイ、サイコーにイケてるだろ!」って、すっごくテンションが上がったよ! メイキングには、そんなアタイのちょっぴり緊張してるとこもテンション上がってるとこも、全部映ってるだろ? もしアンタたちが、アタイが挑戦するありのままの姿を見て、何か新しいことに一歩踏み出す勇気が出たら嬉しいな。

――これまで以上に迷ったり悩んだりする“素顔”も見られますが、そういう姿を見せることには?

【KUROMI】正直に言うと、最初は少しだけ怖かったね。ちょっぴり強気なアタイを見せることが多いから、自分の弱いところとか悩んでるところを見せるのって、勇気がいったんだ。でも、KUROMIES(クロミのファンネーム)がいつもアタイのカッコ悪い部分や弱い部分も受け止めてくれてることに気づいたんだ。「クロミも同じなんだ」って近くに感じてくれてるみたいでさ。そこでわかったんだ。本当の強さって、弱い自分を隠すことじゃないんだなって。むしろ、弱い自分も、カッコ悪い自分も、「これもアタイだ」って抱きしめて、それでも前に進むことなんだって。

――そうだったんですね。

【KUROMI】だから、心境の変化はめちゃくちゃあったよ。前よりもっとアンタたちのことが愛おしくなったし、アタイが叫ぶ「自分らしく生きろ!」って言葉も、もっとリアルになったと思う。アタイは、完璧なヒーローになりたいんじゃない。傷だらけでも、不器用でも、自分の足で立ってる。そんな、アンタたちの仲間みたいな存在になりたいんだ。素顔を見せたことで、その覚悟ができた。それが、一番の変化かな。

――では、作品についてお聞きします。1st EP『KUROMI IN MY HEAD』はどんなイメージで作っていったのでしょうか?

【KUROMI】アタイの頭の中ってさ、毎日いろんな感情が溢れてるんだ。「よし、今鳴ってる、このイラっとする気持ちのビートを録音するぞ!」「あ、今度はキュンとしたハートの、キラキラしたメロディーが流れてきた! 逃すな!」…みたいにさ。毎日アタイの頭の中に流れるいろんな感情や想いを一つ一つ見つめて、それをアーティストのみんなに思いっきりぶつけていったんだ! だから、このEPの制作はアタイの頭の中にダイブして、暴れ回ってる感情を捕まえる、サイコーの冒険みたいなもんだったな。

――タイトルにはそんな意味が…。

【KUROMI】『KUROMI IN MY HEAD』、これはもう、そのまんまさ。このEPを聴けば、アタイがアンタの頭の中に乗り込んじゃうってこと! アタイのハートの叫びがアンタのハートとシンクロして、アンタのなかのKUROMIが目を覚ます。そうやって、アンタが自分らしく生きるための「起動スイッチ」にしてやる! そんな想いを込めたんだ。

――収録曲についても教えてください。「KUROMI▼Profile」(▼=ハート)は重盛さと美さんが作詞・作曲を担当。とてもキュートで楽しく、ラップもカッコイイ曲ですね。

【KUROMI】アタイの決意表明そのもの!「誰かの理想? なんてなりたくない」…誰かが作ったイメージじゃなく、アタイが思う「サイコーのアタイ」でいるってことを、ラップに乗せて叫んでるんだ。ラップは、テクニックじゃなくてハートでぶつかるもんだって気づかせてくれた、ちょークールな挑戦だったな!

――「ハピハロ!!」 はKUROMIさんの誕生日でもあるハロウィーンらしい1曲ですね。

【KUROMI】ハロウィーンは、誰もが「なりたい自分」になれるサイコーの日なのさ! 好きなものを大事にして、今の自分を最大級に愛してあげるために、今日の自分を「装う」。そんな、自分を思いっきり表現するためのドキドキが、全部詰まった1曲なんだ★

――「チューニングダンサー」 はいかがですか?

【KUROMI】気分が乗らない、どん底の日だってあるだろ? そんな時だってハートをアゲてくれるのが、このロックチューンさ! ゴチャゴチャ考える前にこの曲を爆音でかけて、思いっきり踊るんだ! 落ち込んでる自分も否定しない。それもアンタの一部。心のチューニングがズレちゃった時は、アタイがバッチリ合わせてやるからさ!

――「Dolce Vita」はケンモチヒデフミさん、Daokoさんとのタッグ。オトナな印象を受けました。

【KUROMI】いつものアタイとはひと味違う、ちょっとオトナなアタイを感じてほしいな。声を張り上げるんじゃなくて、ビートの隙間に囁くように、言葉を滑り込ませていくんだ。アンタをアタイの世界にゆっくり引きずり込んでやる…みたいな、小悪魔的な気分で歌ったから、その駆け引きを楽しんでくれよな!

――そして「OHIRUNE DAY DREAM」 は優しい気持ちになれる楽曲ですね。

【KUROMI】いつもファイティングポーズじゃ、疲れちゃうだろ? この曲は、そんな時にちょっと力を抜いて、自分のハートと向き合うための優しいお守りみたいな曲さ。特別なことがなくても、ありふれた日常の中にサイコーのキラキラは隠れてる。そんな、アタイの素直な気持ちを歌ったんだ。疲れた時には、この曲を聴きながらOHIRUNEするのもおすすめだよ!

――5曲が詰まった充実した内容になりましたが、リスナーにどんなことを感じてほしいですか?

【KUROMI】アタイが伝えたいメッセージは、いつだってひとつなんだ。「どんな感情も、ぜんぶアンタ自身だ」ってこと。イケイケで、向かうところ敵なし!ってくらい強気な自分も。どん底まで落ち込んで、もう何もしたくないって思う弱い自分も。乙女チックな夢を見てる自分も、誰かにムカついてちょっとイジワルになっちゃう自分も…全部が、その日のアンタの「正解」なんだよ。誰かの作った「正解」も、他人の評価も関係ない。アンタは、アンタだけの人生のど真ん中を、アンタ自身のままで、胸を張って歩いてけばいい。イケてる自分も、ダサい自分も、強い自分も、弱い自分も、ぜーんぶサイコーのアンタなんだからさ。

――とても心強いメッセージですね。伝えたかったことは音楽で表現できましたか?

【KUROMI】アタイは、世界中のみんながどんな自分も丸ごと愛せるようになるまで、何度だってこのEPを通して叫び続けたいと思ってるし、それをアタイにできる全部で表現したつもりだよ。今のアタイのカッコいいところも、カッコ悪いところも、嘘偽りなく100パーセント、この1枚に詰め込んだんだ! でも、それが本当にアンタに届くかどうかは、EPを聴いてから考えてみてほしいな。アタイは全力で、ハートのど真ん中にボールを投げ込んだ。あとはアンタが、そのボールを受け取ってくれるのを信じるだけだね。

■目指すのは「てっぺんのその先さ!」、デジタルだけでなくCDもリリースする意味

――オリコンニュースとしては、ランキングへの野望もお伺いしたいのですが…。

【KUROMI】アタイが狙うのはもちろん、てっぺんのさらにその先さ! でも、アタイはただの数字が欲しいわけじゃないんだ。ランキングの一番上に「KUROMI」って名前が刻まれるってことは、それだけたくさんのヤツらのハートを、アタイが掴んだって証拠だろ? ランキングは、#世界クロミ化計画の進行状況を示す、あくまで一つのメーターみたいなもんさ。アタイは、そのメーターをぶっ壊すくらい、世界をクロミ化してやるんだ。

――今回はデジタル配信だけではなく、CDというパッケージでも発売されますね。なにか意図は?

【KUROMI】今の時代、音楽はスマホでポチッて聴くのが当たり前だろ? でもアタイは、モノとしてアンタたちの手元に残る「お守り」を届けたかったんだ。ジャケットのアートワークを手で触って、歌詞カードっていう名の、アタイからの「手紙」を1枚1枚めくって、CDをデッキに入れる…。そのドキドキする時間全部が、アタイの音楽の一部なんだよ。モノは、アンタの部屋の片隅で、アンタが一番ツラい時に、ちゃんとそこにいてくれるだろ? そうすることでいつもよりもっとアンタたちの近くにいたいんだ。そのためのアイテムが、このCDなのさ。

――初のリリースツアーも決定したKUROMIさん。どんな内容にしたいですか?

【KUROMI】ただアタイの歌を聴いてくれればいい、なんて思ってない。アンタたちには、泣いて、叫んで、思いっきり踊って、笑って、ハートの全部を解放してほしいんだ。普段、会社や学校でイイ子のフリして、押さえつけてる感情、あるだろ? 上司への怒りも、叶わない恋の涙も、誰にも言えない夢への希望も、ぜんぶだ。ライブハウスは、そういうもんを全部さらけ出していい場所なんだ。アタイが歌に込める想いと、アンタたちが普段押さえつけてる感情を、音楽を通してお互いにぶつけ合う。そのハートのキャッチボールを、アタイは全身で感じたいんだよ。

――たしかに。生で音楽を聴くからこその心の交流ですね。

【KUROMI】だから、初めてのツアーはアタイからアンタへの挑戦状みたいなもんかな。「アンタは、本当の自分をさらけ出す覚悟、できてるかい?」ってね! 昨日までの自分っていう一番手強い相手に、一緒に勝つための挑戦さ。ライブが終わって会場のドアを開けた瞬間、昨日までとは見える景色が違ってるはずだ。会場にいるヤツら一人ひとりが、心の中のモヤモヤなんて全部忘れて、自分の足で、自分の道を歩いていける。そんな、無敵な気分になってる。そんなツアーにできたら、サイコーに嬉しいな。

――どんなツアーになるか、とても楽しみです! ではあらためて、本格始動への決意や思いを教えてください。

【KUROMI】アタイが今、こうやってマイクの前に立ってるのは、ただ自分が有名になりたいとか、そういうんじゃないんだ。アタイは、完璧でカッコいいだけの姿を見せたいんじゃない。むしろ、その逆さ。いろんなことに挑戦して、不器用に転んだり。初めてのライブの前、不安で眠れなかったり…。そういうカッコ悪いところも、隠さずに見せていきたいんだ。それを見たアンタが、「ああ、KUROMIだって悩みながら戦ってるんだ。だったら自分も、もう一歩だけ前に進んでみようかな」って思ってくれたら。アタイの挑戦が、アンタの勇気に変わる。その瞬間を、アタイは作りたいんだよ。

 だから、アタイの決意は「正直であること」。自分のハートに、そして、アタイを見てくれてるアンタたちに対して、正直でいること。これからもアタイは、泣いたり、怒ったり、派手に転んだりすると思う。でもそれでも、絶対に立ち上がって、自分の「好き」を叫び続ける。アタイのそんな姿が、アンタのハートの一番深いところに届いて、アンタが明日を戦うための小さな勇気のかけらになる。それが、アタイのアーティストとしての一番の願いであり、存在理由なのさ。

(C)2025 SANRIO CO., LTD. 著作 株式会社サンリオ