水彩画の作品を紹介する瀧野一夫さん=松江市玉湯町玉造、出雲玉作資料館
水彩画の作品を紹介する瀧野一夫さん=松江市玉湯町玉造、出雲玉作資料館

 松江市玉湯町玉造の出雲玉作資料館で瀧野一夫さん(73)=松江市殿町=の水彩画展が開かれ、鮮やかで温かみのある絵が来場者を楽しませている。入場無料、31日まで。

 瀧野さんは元小学校教員で、現在は同市内で絵の講師をしている。今回は、ここ1年間で描いた人物画など25点を並べた。

 作品「浴衣のひと」は深緑の浴衣をまとう女性の全身を描いた。座っている様子を描き、手や足を大きく描くことでめりはりをつけた。すらりと伸びた首などりんとした女性の描写が光る。

 「邂逅2」は緑色のダンプカーを描いた。奥行きにこだわり、ペンで影を濃く詳しく描きこんだ。ほかにも風景や電車の水彩画が並ぶ。瀧野さんは「こだわりの作品をぜひ見に来てほしい」と呼びかけた。

 午前9時~午後4時半。 (林李奈)