台湾の観光名所やキャラクターをラッピングした一畑電車(出雲市平田町)の新型車両が、路線を走っている。台湾でも島根の観光地をPRするラッピング車両が運行され、関係者は相互の交流の発展を期待している。
2019年に一畑電車と国営台湾鉄路が友好協定を結び、相互のラッピングが企画された。一畑電車の車両は台湾の人気観光地「九份(きゅうふん)」や高層タワーなどのイラスト、台湾鉄路と一畑電車のキャラクターが描かれている。
松江市中原町の松江しんじ湖温泉駅で、このほど出発式があり、関係者ら約60人が参加。試乗会で、近くの保育園児8人が駅員の帽子をかぶって元気いっぱいに「出発進行」の合図をすると、列車が動き出した。一畑電車の谷口学社長は「電車に乗ることを目的に来てほしい」と話した。
台湾鉄路のラッピング車両には、松江城やアクアスのシロイルカなど島根県内の見どころがデザインされている。(森みずき)






 
  






