20歳未満の女性の自殺者が急増している。2024年は10年前の2・6倍に当たる430人で、同年齢層の男性を初めて上回った。中高生世代が中心で、国立精神・神経医療研究センターなどの研究グループは「静かな危機」と捉えた論文を発表。背景には心の健康状態の悪化があり「複合的要因が関与している可能性がある」と指摘し、社会全体で対処すべきだと警鐘を鳴らす。

 ▽数年で顕著に

 論文は「女子のメン...