大田市文化祭が2、3の両日、大田市大田町の市民会館や市民センターであった。生け花、書、工芸品の展示や、日本舞踊などの舞台発表があり、市民が日頃の文化活動の成果を披露した。
池坊、小原流、嵯峨御流の3流派による生け花、今回初出展の高校生作品を含む書道、洋画、日本画、写真など、各分野の作品が勢ぞろいし、それぞれの魅力で来場者の興味を引いた。市民会館大ホールでは箏(そう)や尺八、小唄、バレエなど多彩なプログラムが組まれ、会場を盛り上げた。
出演者の一人で大田市長久町の渋谷玲子さん(82)は「見てもらう機会があると頑張れる。展示作品にもそれぞれの人の年輪が出ていて面白い」と話した。
文化祭は市文化協会が主催し、20回目。11月は市内各地のまちづくりセンターでも文化祭が開かれ、住民の活動を発信する。(勝部浩文)













