経済協力開発機構(OECD)が10月に公表した2024年の国際教員指導環境調査(TALIS)の結果によると、日本の教員の週当たりの仕事時間は小学校52・1時間、中学校55・1時間で、前回18年調査よりいずれも4時間減ったものの世界最長だった。授業時間は国際平均より短いが、学校運営や事務業務が長く、部活動も中学校で平均を大きく上回った。

 事務の多さや保護者対応をストレス要因とする教員が増加。校長の約4割が教員不足を訴え、支援職員の不足も目立つなど、依然として厳しい勤務実態が浮き彫りとなった。(10月7日共同通信配信記事『教員仕事時間、世界最長』より)

 教員の勤務環境や学校の学習環...