【江津】江津高校(江津市都野津町)の美術部員が、JR西日本米子支社が駅構内や車内でのマナー向上を呼び掛ける「通学生マナーアップキャンペーン」の啓発ポスターを制作した。3日は学校でお披露目式があり、JR関係者が訪れて感謝状を贈った。
米子支社は毎年9月にキャンペーンを展開し、山陰両県の高校にポスター制作を依頼している。昨年は鳥取県の高校だったため、今年は島根県にあり、JR通学者も多い江津高校に白羽の矢が立った。
ともに2年で美術部の和田莉奈さん(17)と渡辺紗羽さん(16)の2人が手掛けたポスターは、新型コロナウイルス感染防止に向けたマスクの着用、高齢者や妊婦への気遣い、スマートフォンの利用マナーを訴え掛ける内容で、両県の主要約20駅に掲示される。
お披露目式では江津駅(同市江津町)の加藤正己駅長が「ポスターを通じ、乗降客にマナー向上を呼び掛けたい」と語り、2人に感謝状を贈った。渡辺さんは「心遣いができる人が増え、多くの人が安心して乗車できるようになってほしい」と話した。 (福新大雄)