交流サイト(SNS)を通じて投資名目で現金計1830万円をだまし取ったとして、大田署が14日、詐欺の疑いで、ベトナム国籍の埼玉県行田市宮本、無職の女(24)を逮捕した。同署によると容疑を一部否認しているという。

 逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀し9月8日から10月27日の間、島根県西部の50代女性から株式投資名目で、6回にわたって現金630万円を容疑者らが管理する銀行口座に振り込ませたほか、女性方で現金1200万円を受け取り、だまし取った疑い。同署によると、容疑者は「仕事として依頼を受け、受け取っただけだ」と供述しているという。

 大田署によると、女性はSNS内で投資を勧誘する広告にアクセスし、投資会社を名乗る人物と連絡を取っていた。犯行グループは10月14~25日にかけて10万~300万円を6回にわたって振り込ませた後、27日に容疑者が女性方を直接訪ねて現金を受け取ったという。大田署は容疑者を匿名・流動型犯罪グループの受け子とみている。