10月に埼玉県の老人ホームで利用者が殺害された事件を受け、不審者の侵入を想定した訓練がこのほど、安来市安来町の安来第一病院であった。職員が大声を上げて暴れる不審者役を取り押さえ、万一の事態に備えた。
不審者が院内に侵入し、椅子に座っていた患者2人を刃物で刺したとの想定で実施。職員7人が刺股や棒を手に不審者役の男性を取り囲み、椅子を使って壁際に追い詰めた。不審者役は大声を上げ、模造ナイフを振り回して抵抗。職員は110番を受けた警察官が到着するまでの8分間、懸命に取り押さえた。理学療法士の太田真英さん(57)は「不審者役の男性の演技に気後れしたが、良い経験になった」と話した。
訓練は事件を受け、同病院を運営する社会医療法人昌林会が安来署に依頼して開いた。(中山竜一)













