てっぺん付近で伐採を行う専門家=島根県津和野町池村
てっぺん付近で伐採を行う専門家=島根県津和野町池村

 33メートルの高さを誇り、島根県天然記念物に指定されている島根県津和野町池村の「大元神社跡の樟(クスノキ)」の枯れ枝を伐採する作業が12日、始まった。専門家らがロープを使って登り、チェーンソーで枝打ちして手入れを進めた。

 幹回りは約12・5メートルで、南北約42メートルに枝が広がり、樹齢は約550年。樹木医が樹勢の衰えに気付いたのがきっかけという。

 約10人がてっぺん近くまでロープでよじ登ったり、高所作業車に乗って伐採を進めたりした。硬くなった土壌の改良や根を守るための参道の設置を予定する。

 地元住民らでつくる「堤田の森を活(い)かす会」が事業主体となり、費用150万円は島根県、津和野町、同会など地元関係者が3分の1ずつ負担した。同会の大庭郁夫代表(71)は「大がかりの伐採は珍しい。地域のシンボルが受け継がれる様子を見てほしい」と話した。

 14日の午前10~11時ごろには伐採見学会や、しまね樹木医会の佐藤仁志会長による解説講座がある。

(堀尾珠里花)