21日放送『ライターズ!』に出演する滝沢カレン
21日放送『ライターズ!』に出演する滝沢カレン

 覆面ライターたちが番組出演者の素顔に迫る番組『ライターズ!』。21日放送(同局系 深1:30)では、スペシャル番組『Happy MUSIC アワー!!!』(後9:30~後10:54)に出演する滝沢カレンが登場。10年来のMrs. GREEN APPLEファンであると語り、深い愛を語った。その内容を記事でもお届けする。

【画像】ミセスのメンバー&滝沢カレン、共演ショット

■「(ミセスの3人が)すっごい仲良しでした」

 日本テレビ系で24日、音楽バラエティー『Happy MUSIC アワー!!!』が放送される。音楽とバラエティーが融合した構成で様々な企画が放送される内容で、くりぃむしちゅー、滝沢カレンが出演。ゲストにMrs. GREEN APPLEを迎え、様々な魅力を引き出した。

 ミセスの楽曲が、「私が『テレビに出る仕事をしよう』と思った時からずっと応援歌」だったという滝沢。ミセスとクリスマス特番での共演となった『Happy MUSIC アワー!!!』の収録は、「本当にプレゼントのような時間でした」と振り返る。

 「音楽」「バラエティー」両面の企画があるこの番組。「音楽」については、名曲の数々が、クリスマスにふさわしい特別な演出で届けられる。日頃からミセスの楽曲を愛聴している滝沢にとっては、観客も入れての収録の中で「Mrs. GREEN APPLEのことが大好きな皆さんと一緒にジャンプしたり、手をあげたり。自分がいつも聴いている歌声のはずなのに、みんなで聴く方が、涙が出そうになったり、この一年を振り返られたり…私にとっては、今まで聴いたMrs. GREEN APPLEさんの中で“一番いい歌声”を聴きました」と印象に残った様子。

 番組では、巨大なセットが企画によって次々と回転し切り替わっていくという。「セットが回転式。歌って『じゃあ隣のスタジオ行きます』ではなくて、歌って(すぐに回転して)その場でバラエティーをする」という形態で、滝沢にとっても「私は、まだ10年ぐらいしかテレビに出ていないですけども、その中で、自分が出ている番組では見たことがなかった(スケール)ですし、パーティーのような会場でバラエティーができるんだというワクワクさが止まらなかったです」「(視聴者の)皆さんも、多分今年テレビで見たことがなかった景色が見られると思います」と語った。

 「バラエティー」のパートでは、ミセスの3人の願いを叶えるという企画が実施される。その内容について滝沢は「(ミセスの3人が)きっとバラエティーのこと好きだったんだな、テレビを小さい頃からお家で見てたんだな、と思うような願いだったんです」と感じたそうで、どのような演出やゲストが登場するのか注目だ。

 その願いの中には、ミセス・大森元貴(Vo/Gt)の「2000年代の渋谷に行ってみたい」というものも。当時の渋谷について、自身も「とても濃い」思い出がある滝沢にとっては「大森さんにとっても(当時の印象が)濃いんだと思って。共通点があるんだといううれしさもありました」と語る。

 滝沢は、10月に発売された私小説『でかまりなちゃん』(集英社)で家族との思い出を綴っているが、そこには“デパ地下”に関する思い出も記されている。その点を聞くと、やはり渋谷のデパートだったようで、渋谷は「私たちの通り場だった」とのこと。

 さらに、滝沢は中学・高校時代の渋谷に関する思い出も語った。「友達と毎日“ブリ”(プリントシール)を撮りに行ったり、ファミレスに通ったりした思い出が多かった。洋服も、学校から出たらみんなで靴下、シャツ、ベストを変えたり、スカートを短くして渋谷に行ったりすることがあった。(今回の2000年代の渋谷を再現するにあたっての企画で)そういう格好をした女の子が、その中にいるんですよ!それですごく懐かしいなと」「(当時の)渋谷を本当に実現してくれている」という企画になっており、「もう一回渋谷行ってみようかな?今の渋谷はどんなのかな?って」思えるとのことだ。

 この「2000年代の渋谷」のみならず、平成に活躍した芸能人や、長寿番組にちなんだ企画など、さまざまなバラエティー企画が登場する当番組。収録時のミセス3人の様子について聞いてみると「本当に無邪気に楽しんでくださる。私たちと一緒になって、同じことを同じように楽しんでくれるのがすごく印象的。アーティストさんって歌がメインですし、バラエティーだとそんなに楽しめなかったらどうしようかな?とか、やっぱり考えちゃうじゃないですか。けど、3人が誰よりも楽しんでいましたし、それにつられて私も楽しむという日でした」と振り返った。

 「(ミセスの3人が)すっごい仲良しでしたし、本当に学校の中みたい。担任の先生はくりぃむしちゅーさんで、私は教育実習で来ていて後ろにいるような感じ(笑)。(教室で)あの三人が目に入って、『この学校を楽しんでるな』って思うような、そんな世界でした」と、番組収録時の様子を学校に例えて教えてくれた。

■「私の人生におけるその日にすごくぴったりだった」一曲

 ミセスは今年、メジャーデビュー10周年を迎えた。滝沢はデビュー当時からのファンで、ミセスの活動初期からメディアで“Mrs. GREEN APPLE愛”を語っていた。さらに自身のインスタグラムに、楽曲に合わせた“踊ってみた”動画をアップしたことも。改めて、Mrs. GREEN APPLEのファンとなったきっかけについて聞くと、「「StaRt」という曲がものすごく好き。それで私はこの10年テレビ(の仕事)を頑張れたと言ってもいいぐらい、本当にいつもMrs. GREEN APPLEさんの曲に支えられてきた」と語った。

 「巡り合いも不思議」だったという。日頃音楽は配信サービスにリコメンドされる楽曲を聴いていたという中で、「その日もシャッフルして(聴いて)いたら『引っかかる。この歌声、この歌詞』と思って、それが(ミセスの1stシングル表題曲)「Speaking」という歌だったんです。「Speaking」がなぜか異様に私を励ましてくれて、誰なんだろう?って」「Mrs. GREEN APPLEって書いてあったので、そこ(アーティストページ)に飛んで楽曲を見て、いろんな曲があると知って、「StaRt」を聴いて、『あ、なんていい歌なんだろう、もう今の私にぴったりだ』って。「StaRt」がなぜか、私の人生におけるその日にすごくぴったりだったんですね。なので、そこからもう勝手ながら大ファンにならせていただいて」と振り返った。

 日頃楽曲をどのように楽しんでいるか聞くと、カラオケでのエピソードが。「みんなにミセスを知ってほしくて、カラオケでもミセスさん(の楽曲)ばかり入れて、みんなでどんどん分かち合っていく」ようになったそうで、友人内では「カレンがミセス大好きだから、何を入れても歌ってくれる」という「安心感」がある程までになっているとか。ミセスは精力的に新曲をリリースしているが、「みんなが“今聴きたいミセスさん”を(カラオケで)入れてくれる」、そして「全部私はそれを歌える」という形で楽曲を「みんなに知ってもらって」いると説明した。

■「人生の冒険に寄り添う」Mrs. GREEN APPLEの魅力

 今回放送の『ライターズ!』では、滝沢の頭の中に迫るべく、自身を表した方程式を発表する企画も実施。その方程式の一つの要素として記されたのが、滝沢が毎年掲げて生きているというテーマ「冒険」。そこで、「冒険に寄り添ってくれるMrs. GREEN APPLEの魅力」についても質問した。

 すると「ミセスさんって、歌詞がとてつもなく壮大で、急にポツンと一人ぼっちになったかのような曲もあるんです。“今日は沈むだけ沈んで寝た方がいい”、そう思わせる曲があったり。決して“僕が味方だよ”という歌詞でもなくて、“そんな夜もあるよ、でもどうせ明日起きればまた朝が来ているよ”という、私はその壮大さがすごく好き。何かに悩んだ時・ぶつかった時に、もう今日はそれを“どん底のどん”まで行けるぐらい悩んで。でも朝起きたら結局、太陽が忘れさせてくれるような。自分でその冒険の次の道を歩んでごらんって思わせる」魅力があると語ってくれた。

 そして最後に、改めて『Happy MUSIC アワー!!!』の見どころをフリップに書いてもらうと「クリスマス 天空からの贈り声」と滝沢。クリスマスイブの放送ということで、「今年は、クリスマスプレゼントをミセスさんからもらえますよ」と語る。そして「天空」の意味合いについては「天まで届く声なんです。空を突き抜けて、もう宇宙まで(届く)ぐらい。それぐらい高音が、本当に聴き心地が良くて大好きなところでもあるので、それを文字にできたらなと思って」という意味を込めた言葉。最後は「天空からの贈り物」を「天空までの贈り物」に変え、「サンタさんの上まで届きます」と締め括った。
(取材・文/アーバン・タカト)
※取材の模様は、21日放送の『ライターズ!』(日本テレビ系/深1:30)でもご覧いただけます。