トム・クルーズ、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督のオフショット=映画『DIGGER/ディガー』(原題:DIGGER)2026年公開決定 (C)2025 WBEI and Legendary
トム・クルーズ、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督のオフショット=映画『DIGGER/ディガー』(原題:DIGGER)2026年公開決定 (C)2025 WBEI and Legendary

 トム・クルーズ主演、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督による新作映画『DIGGER/ディガー』(原題:DIGGER)が、2026年に日本公開されることが決定した。これまでタイトルすら明かされていなかった本作だが、北米のクリスマス休暇を目前に控えた19日、タイトルと第1弾特報映像、第1弾ビジュアルが全世界同時に解禁された。

【動画】映画『DIGGER/ディガー』第1弾映像

 トム・クルーズは、『ミッション:インポッシブル』シリーズをはじめ数々の世界的ヒット作を牽引してきたハリウッドを代表するスター。一方のイニャリトゥ監督は、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014年)と『レヴェナント:蘇えりし者』(15年)でアカデミー賞最優秀監督賞を2年連続受賞した名匠だ。

 先月行われたトム・クルーズのアカデミー名誉賞授賞式では、イニャリトゥ監督がトロフィーを授与する姿が話題となり、エンターテインメント界を象徴する2人が組む本作は、かねてより注目を集めてきたが、詳細は極秘とされてきた。

 まず明らかになったのはタイトル『DIGGER』。直訳すると「掘る人」だが、これが何を意味するのかなど一切明かされていない。これもトム・クルーズ/イニャリトゥ監督の一流のプロモーションということで、続報が待たれる。

 公開された第1弾特報は、いわば“ウルトラ・ティザー”とも言える内容で、60秒の映像に収められているのは、監督がイニャリトゥであること、主演がトム・クルーズであること、そしてスコップを手に音楽に合わせて踊るような動きを見せる人物の姿のみ。「規格外の大惨事コメディ」というコピーが添えられ、ストーリーは一切不明だ。

 『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』でシリーズの節目を迎えたトム・クルーズにとって、本作はこれまでの命がけのアクション路線とは異なる、新たなジャンルへの挑戦となる。つい先日は、ロサンゼルスで行われた『国宝』の上映会に登壇し、自ら李相日監督を紹介したことでも話題になった。ハリウッドのみならず映画界全体の発展に寄与する姿勢も注目されている。本作では、イニャリトゥ監督との化学反応により、これまでに観たことがないような映画になっていることは間違いなさそうで、世界の映画ファンから大きな注目を集めることになりそうだ。