淡々とした受け答えの中にも闘志をみなぎらせた。来年1月2、3日の箱根駅伝に臨む駒沢大4年の伊藤蒼唯選手(出雲工高卒)。大学が開いたオンラインによる合同取材で集大成となる駅伝への意気込みを聞いた。
「入部した時の目標は、4年間で大学三大駅伝に1度出走することだった」というが、1年の箱根で山下りの6区を担って区間賞の鮮烈なデビューを飾った。その後も今年11月にあった全日本大学駅伝の5区で区間新をマークし、チームを優勝に導くなど三大駅伝の出走は今回の箱根を走れば9度目。「メンタルも走りもかなり力がついた」と成長を実感する。
故郷への強い思いものぞかせた。「本当は(三大駅伝の一つの)出雲駅伝で区間賞を取って良い走りを見せたかった」としつつ、「デビュー戦が区間賞だった。最後も区間賞で、良い形で終わる姿を見せたい」と思いをはせる。
そんな伊藤選手が希望する区間は過去2度走った6区。スピードに加え、「痛みに耐えることができた者が区間賞を取れる」と語る精神力が試されるコースだ。
今季の駅伝界は、人的被害が相次ぎ社会問題になっているクマ対策に追われる。元日に群馬県である全日本実業団対抗駅伝も出没時の対応策を公表。箱根の山はどうかと心配になったが、町によると、本年度に入りクマの痕跡を確認したケースはないそうだ。クマではなく、活躍の一コマが見たい。(吏)













