鳥取県は11日、新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく、不要不急の外出や県外との往来自粛の協力要請を予定通り12日で終了すると決めた。県内の感染状況や病床使用率が改善傾向にあるため。県外との往来については終了後も引き続き控えるよう求める。
県によると、第5波で県内の新規陽性者は7月30日に47人、病床使用率は8月5日に54・9%とそれぞれピークだった。11日の新規陽性者発表は13人、同日午前0時時点の病床使用率は27・9%まで落ち着いた。
県の対策本部会議で平井伸治知事は、新規感染者が減少傾向にあるものの、依然高い水準であると指摘。7月の連休やお盆の時期に県外との往来が増えた直後に県内の感染者数も増えた経験から「今しばらく控えてほしい」と呼び掛けた。 (藤井俊行)