ゴールボール女子日本代表の銅メダルを祝福する懸垂幕=邑南町矢上、町役場
ゴールボール女子日本代表の銅メダルを祝福する懸垂幕=邑南町矢上、町役場
邑南町が贈った寄せ書きをバックに銅メダル獲得を報告するゴールボール女子日本代表
邑南町が贈った寄せ書きをバックに銅メダル獲得を報告するゴールボール女子日本代表
ゴールボール女子日本代表の銅メダルを祝福する懸垂幕=邑南町矢上、町役場
邑南町が贈った寄せ書きをバックに銅メダル獲得を報告するゴールボール女子日本代表

 邑南町で東京パラリンピックの強化合宿をしたゴールボール女子日本代表から、町にお礼の動画が届いた。代表は銅メダルを獲得し、応援の寄せ書きを贈った町に感謝の気持ちを表現。町は懸垂幕を掲げて祝福し、今後も交流を続ける考えだ。(糸賀淳也)

 町はフィンランド代表の事前合宿招致に取り組む過程で、2017年7月に女子日本代表の強化合宿を誘致。浦田理恵選手(44)らが町民と交流し、町はパラ開幕前に町産ラベンダーをつけた激励の寄せ書きを贈った。

 代表は2大会ぶりにメダルを獲得。6日に町にチームから報告の動画が届き、銅メダルを首にかけた浦田選手ら6人が「ラベンダーの香りをかいでリラックスして戦えた」と感謝した。

 町は縦5メートル、横80センチの懸垂幕を町役場に掲出。石橋良治町長、石橋純二町議会議長、町商工会青年部、町内の児童が出演し「おめでとう」「町民に勇気や元気を与えた」などのメッセージを入れた動画を作り、チームに返した。

 石橋町長は活躍を喜ぶとともに「町民の共生社会実現への意識が高まった」と総括。「今後も町として応援し、できれば合宿をやってほしい」と交流継続へ意欲を示した。

 ゴールボールは弱視や全盲の選手が出場するパラスポーツ。3人一チームで、鈴の入ったボールを投げ合い得点を競う。