To Dom Seventh.のメンバー。左から羽田息吹さん、松崎一平さん、真壁総一郎さん、井下謙信さん
To Dom Seventh.のメンバー。左から羽田息吹さん、松崎一平さん、真壁総一郎さん、井下謙信さん
EP「夏の亡霊」
EP「夏の亡霊」
To Dom Seventh.のメンバー。左から羽田息吹さん、松崎一平さん、真壁総一郎さん、井下謙信さん EP「夏の亡霊」

 島根大生のロックバンド「To Dom Seventh.(ツードムセブンス)」が耳目を集めている。3月に山陰のバンドコンテストでグランプリに輝き、8月には初のEPを発表した。ツインボーカルを武器に、メジャーデビューや日本武道館でのライブを目指す。 (吉田真人)

 2020年2月に大学の軽音楽サークルのメンバーで結成した。共にギター・ボーカルの松崎一平さん(22)=4年、兵庫県出身=と真壁総一郎さん(21)=同、岡山県出身、ベースの羽田息吹さん(20)=3年、広島県出身、ドラムの井下兼信さん(23)=4年、香川県出身=の4人。

 当初はコピーバンドとして集まったが、島根大出身のメンバーがいるOfficial髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム、ヒゲダン)がかつて頂点に立ったエフエム山陰主催のアマチュアバンドコンテスト「あまばんグランプリ大会」への挑戦を決意。オリジナルバンドとして活動を始めた。

 3月の第15回大会に応募した楽曲「夢追人」は、2人のボーカルの魅力が一曲で伝わるように意識して制作したという。楽曲を手掛けた羽田さんは「バンドを続けていれば挫折しそうになることもあると思う。そのときに、自分に対して諦めるなと後押しできるような曲にした」と語る。

 山陰両県から61作品の応募があり、レコード会社などの審査に加え、優秀曲7作品の一つとして公開された演奏動画にリスナーからの支持も集めて優勝した。

 8月には「夢追人」など5曲を収録したEP「夏の亡霊」をリリース。メンバー全員でアイデアを出しながらバンドとしての魅力が出るように試行錯誤を重ねて完成させた。1100円。松江、大阪などを巡るリリースツアーもスタートした。

 先輩のヒゲダンのような全国区のバンドを目指し、4年生3人は卒業後も活動を続ける予定。松崎さんは「音楽で元気を与えられるようになりたい」と意気込み、羽田さんは「まずは地元で知名度を上げていきたい。ぜひこの機会に曲を聴いてもらえたらうれしい」と願う。