益田地区の「中世の食」をテーマにした「サムライ縁むすび」の発表会が17日、益田市内であった。古来の製法で再現した酒や調味料を使い、著名なシェフがレシピを考案した。日本遺産の「中世益田」を手軽に味わえる新商品として売り込む。
商品は2種で、「真鯛(まだい)の中世むすび」はフレンチの進藤佳明さん、「きくらげの佃煮(つくだに)むすび」は精進料理の野村祐介さんがそれぞれ考案した。マスコスホテル(益田市駅前町)の沢江はるなシェフ(34)が2人からレシピを教わり、地元の食材を使って調理する。
「真鯛」はだしのうま味にショウガの薬味がアクセント。「きくらげ」はシンプルな味で奈良漬など具材の食感が楽しめるという。
中世の食は、益田の領主益田氏が和睦のため、戦国大名の毛利元就をもてなした料理を市民グループが再現した。商品化している中世の酒や調味料「煎(い)り酒」をむすびのだしや具材調理にも使用した。
発表会では益田家の経済力や毛利家との関係についての解説もあり、来場した市民が早速買い求めた。マスコスホテルが今後、2個セット千円で予約販売する。
商品開発は官民でつくる「益田の歴史文化を活かした観光拠点づくり実行委員会」が企画した。構成メンバーの岩井賢朗さん(58)は「アレンジして他の飲食店にも広げたい」と話した。
(吉田雅史)













