短歌 丸山恵子選
寝転べば風はようやく秋となり今日は床屋へ行ってみようか 米 子 倉井 正喜
【評】一段落して横になれば季節の移ろいに気付く。呟(つぶや)きのような下句と床屋という具体的な語から、和らいだ季節を好ましく思う心情が伝わる。
潜ること得意な僕はいつも海 はまぐりサザエ市場へ卸す 江 津 山形ゆうき
【評】下句から素潜り漁を生業としていると分かる。僕はいつも海(の中にいる)の( )内の省略により、僕が海、いつまでも海、とも思われる。
「散骨もいいわね」と聴く施設卓 山陰半島ひと雨きそう ...












