核兵器の保有や使用を違法とする初の国際法規「核兵器禁止条約」の発効から1月22日で5年となった。99カ国・地域が署名または批准しているが、核保有国や、唯一の戦争被爆国である日本も参加していない。分断を深める国際社会では大国が核の威嚇を繰り返し、日本では国是である非核三原則の見直し論が渦巻く。条約の制定を後押しした被爆者は「核なき世界」の願いと逆行する現状に、憤りをあらわにしている。(共同通信=安祐輔、松本安二、吉田梨乃、下道佳織、森山遼、細川このみ)

 ▽「ゆゆしきこと」

 昨年11月下旬、東京都内で開かれた集会。日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田...