島根県津和野町後田、太皷谷稲成神社にまつわる伝承を基にした行事「命婦狐(みょうぶぎつね)の失(う)せ物探し道中」がこのほど、町内であり、狐の面を着けた一行が城下町を練り歩いた。風情ある町並みでの行列に、観光客らが足を止め、写真撮影を楽しんだ。
行事は江戸時代に津和野城の鍵をなくした蔵番が、同神社に願掛けを続けたところ鍵が見つかり、切腹を免れたという伝承に基づく。町観光協会が1日の初午(はつうま)大祭に合わせ、開催した。
神の使いとされる狐が鍵を探し出して奉納するという物語を再現し、地元関係者らが狐の夫婦や従者に扮(ふん)して本町通りから殿町通りをゆっくりと進んだ。
見物した同町喜時雨在住のエリオット・チャイルドレスさん(32)は「津和野らしいイベントで、見るだけで楽しかった」と話した。(岡野優衣)













