『大奥』『きのう何食べた?』など注目作を描き続ける漫画家よしながふみさんの新作は、欲望渦巻く芸能界を舞台にした群像劇『Talent―タレント―』(集英社)。若手俳優4人を軸に、才能とは何かを問い、光と影の中にある人間の魅力を浮き彫りにしていく。2000年代初めから四半世紀のタイムスパンで現在までを描く長期連載作品となる見込みという。「才能が花開く場面を見るのが好き。その瞬間を漫画で描きたい」と意気込む一方で「自分が読みたいのは、描くのが大変で自分では描きたくないような漫画」とも語る。連載を始めてから、よしながさんが「あー、やっちまった」と思わず苦笑したのはなぜか。芸能界を描く難しさと、あらがいがたい魅力とは何か。インタビューで語った。(共同通信=川村敦)
▽才能が花咲く瞬間を漫画で
記者 新たな代表作になるのではという予感がします。まずは執筆のきっかけを教えてください。
よしなが いつかは芸能界のことを描きたいと、ずっと考えていたんです。私は子どもの頃から1日8時間ぐらいテレビを見て、さらに漫画を読んで…という、当時およそ子ども...













