―安全保安用品や測量機器などの販売や保守を行っています。
山陰道三隅益田道路の建設需要もあり、2025年度は安全保安用品の販売促進につながりました。24年度に始めた企業ユニホームの販売も好調で、映像データを活用してより複雑な空間構造を再現する3Dスキャナーなど、最先端技術の商品も需要が伸びています。

 

―25年度から休日を年間10日増やし、2.5%のベアを実施するなど賃上げや働き方改革に取り組んでいます。
資材高騰などの影響を受ける中でも、社員の生活を守る必要があります。仕事とプライベートでメリハリをつけてもらい、体を休めた分、仕事でパフォーマンスを発揮してもらうよう努めています。実際に、売り上げは前年の業績を維持し、数字以上の効果が現れています。従業員が健康で働きやすい職場づくりを大事にしたいです。

 

―障害者の雇用にも取り組んでおられます。
当事者の方が、就職先が見つからないかもしれないという不安を抱えていると、企業向けセミナーなどで聞きました。当社は雇用義務の対象ではありませんが、機会創出を考えていたところ、見学などを経て実際に1人が入社してくれました。安心して就業できる環境をつくるとともに、今後も積極的に雇用活動に参画していきたいと考えています。

 

―サウナ施設「SAUNA BREEZE(サウナ・ブリーズ)」の運営も好調のようですね。
広大な日本海を望み、潮風と波のさざめきを感じながら体をととのえることができると、毎月1割増のペースで客足が伸び、現在は年間約8千人の利用があります。県外からの利用も多く、公共交通機関、飲食店、宿泊施設などへの経済波及効果にもつながっており、微力ながら地域経済の活性化に寄与しているものと考えます。7月には、有名な熱波師を招いて開店3周年イベントを実施する予定です。益田の新たな観光スポットとして育てていきたいと考えています。

 

私たちは仕事を通じて、地域の未来をつくるまちづくりに挑戦しています。ドローンや3Dスキャナなどのテクノロジーで正確なデータを支え、地域の課題解決に貢献しています。一人ひとりの意識と行動が、まちの未来を変える力になります。

中野 純=島根県益田市出身(50歳)2016年4月に現職に就任。