自作の前に立つ田辺二枝さん(左)と山〓(崎の大が立の下の横棒なし)一枝さん=安来市安来町、観光交流プラザ
自作の前に立つ田辺二枝さん(左)と山〓(崎の大が立の下の横棒なし)一枝さん=安来市安来町、観光交流プラザ

 ともに89歳を迎えた双子の画家・山〓(崎の大が立の下の横棒なし)一枝さん(安来市広瀬町祖父谷)と田辺二枝(つぎえ)さん(松江市西川津町)の作品展「第5回洋画姉妹展」が、安来市安来町の観光交流プラザで始まった。赤や青を基調にした抽象画の大作、花や動物を描いた具象画など計47点が並び、姉妹の個性あふれる力作が来場者の目を引く。24日まで。

 松江市出身の2人は小・中学校の元教員で、退職後に本格的に創作活動を始めた。ともに国画会会友、島根洋画会会員。

 姉妹展を開くのは2011年以来で、山〓(崎の大が立の下の横棒なし)さんが大作を中心に17点、田辺さんが小作品から130号まで30点を披露した。

 山〓(崎の大が立の下の横棒なし)さんの「わたしはわたし1」は、公募展・第93回国展の入賞作。青を基調とした抽象画で、自己の存在についてイメージを膨らませ油彩で表現した。松江の鼕(どう)行列を題材にした田辺さんの「IZUMO no Hibiki」は、笛の直線的な描き方が印象的な油彩画だ。ほかにもフクロウや花、カニといった具象画を多数出品した。

 2人は来年9月、島根県立美術館(松江市袖師町)で卒寿記念展の開催も計画中。山〓(崎の大が立の下の横棒なし)さんは「2人でできるだけ長く絵を描き続けたい」と話し、田辺さんも「白寿(99歳)にも姉妹展が開けるよう頑張りたい」と笑顔を見せた。
       (渡部豪)