【大田】JR山陰線の静間駅(大田市静間町)の開業100年を記念したイベントがこのほど、同駅一帯であった。来場者が石こうの積み出し駅として日本の発展に貢献した歴史を振り返り、多彩なイベントを楽しみながら節目を祝った。
地元の要望を受けて1926年9月に開業した同駅は、近くの松代、鬼村両鉱山から産出する石こうの積み出し駅として栄えた。セメントに加工され、世紀の難工事といわれた黒部ダム(富山県)や関門鉄道トンネルの建設に使われ、日本の近代化を支えた。
イベントは地元女性を中心につくる団体「静間駅100年プロジェクト」が企画。式典ではプロジェクトやJR西日本の関係者、楫野弘和市長、地元の子どもたちがくす玉を割った。駅の維持管理に功績のあった駅舎運営協議会とふれあいの会にJR西から感謝状が贈られた。
寝台特急サンライズ出雲をイメージしたミニサンライズ号の乗車体験や子ども神楽、飲食物の販売があり、にぎわった。
プロジェクトメンバーの月森衛さん(69)は「駅を守り支えてきた先人に深い敬意と感謝を申し上げたい。100年後も存続できるよう鉄道の利用を促進したい」と話した。
(佐伯学)














