能登半島を舞台に、40年近く続く自転車のイベントがある。その名は「ツール・ド・のと」。きっかけは1988~89年、当時の竹下登政権が、全国の自治体に使い途を限定せず1億円を配った「ふるさと創生事業」だ。競輪選手だった成田加津利さん(58)は地元新聞社とタッグを組み、能登地方振興のためのイベントを考案。実現させた。
以来、全国から毎年1千人近くのサイクリストが参加する能登の代表的なイベントに。
誰でも参加できるが、距離は計約400キロと国内最長級で、標高300メートルの峠越えもあり、完走は簡単ではない。2024年の能登半島地震や豪雨で被災後も、規模を縮小しながら続いている。
参加者が集まるのは、理由がある。1回目の運営から中心と...













