映画祭の歩みを振り返る錦織良成監督(左)と大国晴雄実行委員長=松江市殿町、島根県民会館
映画祭の歩みを振り返る錦織良成監督(左)と大国晴雄実行委員長=松江市殿町、島根県民会館

 今年で30周年を迎えた、しまね映画祭の歩みを振り返る展示が22日、松江市殿町の県民会館で始まった。著名人からのメッセージも届き、25日に開幕する今年の映画祭をもり立てる。

 町の映画館が姿を消す中、多くの人に大きなスクリーンで映画を楽しんでもらいたいと1992年に始まった。約2カ月間、県内各地で上映会を開く「日本一長い映画祭」として親しまれている。

 展示では、手作りの年表で上映作品やゲストを紹介し、30年の軌跡をたどる。「万引き家族」がカンヌ国際映画祭で最高賞を受賞した是枝裕和監督や、松江市出身の俳優・佐野史郎さんなど、映画祭に関わった人たちが寄せた色紙や記念メッセージを紹介する。

 22日は大国晴雄実行委員長と出雲市出身の錦織良成監督が会場を視察。映画祭に合わせて映画制作のワークショップを開く錦織監督は「30年を迎え、フィルムからデジタルへの過渡期にある。8Kより美しいフィルム映像を体感してほしい」と来場を呼び掛けた。

 展示は30日まで。27日は休み。第30回しまね映画祭は25日~11月28日の日程で、松江や益田、知夫など県内の11市町村で開催する。上映作品は、しまね映画祭公式ホームページで確認できる。 (森みずき)