誰にでも訪れる最期の時。その瞬間は「家族」として共に過ごしたペットにもやってくる。「大切でかけがえのない時を後悔なく過ごす権利を奪われた」。愛犬を亡くした女性が動物病院に約160万円の損害賠償を求めた裁判。争点になったのは「入院中のペットの死をみとる権利」だった。(共同通信=助川尭史)

 ▽17年連れ添った「家族」、突然起きた異変

 女性の愛犬は、2004年8月に当時飼っていた犬が自宅で産んだメスのトイプードル。生まれてからずっと「娘」のように愛情を注いできた。「夫も仕事を...