米国のファストフード文化を紹介するニコラス・マッカラさん∥松江市西川津町、市国際交流会館
米国のファストフード文化を紹介するニコラス・マッカラさん∥松江市西川津町、市国際交流会館

 日本人にもなじみ深い米国のファストフードの文化を学ぶ講座がこのほど、松江市であった。市の国際交流員が発展した歴史や地域差などをデータを基に紹介した。

 同市が多文化共生のまちづくりを進めようと、月1回ほど開く海外文化講座の一環。カリフォルニア州出身のニコラス・マッカラさん(31)が講師を務め、8人が参加した。

 マッカラさんは都市開発によって人口密度が高まり、台所が狭い住居が増え、食器や食材に比べてファストフードが安価だったことから広まっていったとの歴史を説明した。1921年に誕生し、米国初のハンバーガー専門のファストフードチェーンといわれるホワイト・キャッスルは爆発的な人気で、外観や店名をまねする店が相次いだという。

 広大な国土の中で、南部で人口当たりの店舗数が多い傾向や、南部や西部に住む10%は月10回以上食べるほか、物価高などを受けて78%がぜいたく品になっていると感じている統計を説明した。

 2021年に着任したマッカラさんの講座は今回が最後の予定。「皆さんが知っていることの意外な側面を調べ、話すのが楽しかった」と話した。 (曽田元気)