日本画の作品に見入る来館者=出雲市斐川町直江、市立ひかわ図書館
日本画の作品に見入る来館者=出雲市斐川町直江、市立ひかわ図書館

 【出雲】出雲市斐川町の愛好家でつくる「斐川日本画協会」の作品展が、同町直江の市立ひかわ図書館展示ホールで開かれ、地元の情景を描いた作品が来館者を楽しませている。入場無料、21日まで。

 岩絵の具や銀箔(ぎんぱく)、和紙など画材の風合いを生かした34点が並ぶ。金びょうぶのきらめく背景に小首をかしげた犬のシーズーを描いた作品や、墨流しの技法で水面(みなも)を表現した和紙を金魚の上に重ねた作品など創意工夫が光る。

 画材を紹介するコーナーや、各作品に添えられた作者の似顔絵も来館者の関心を引いている。同市平田町の佐貫智子さん(64)は「洋画と異なる独特の柔らかさがあって、ほのぼのとする。地元で身近に見られるのがいい」と話した。

 斐川日本画協会は20~80代の斐川町ゆかりの14人でつくり、会員の励みにしようと毎年春に作品展を開く。福間小夜子代表(73)は「ぜひ作品を間近に見て、作者なりの日本画の面白さや奥深さを感じてもらえたらうれしい」と呼びかけた。月曜休館。

 (今井菜月)