『ぶんなぐり先生』コミックス第1巻(C)本宮ひろ志/集英社
『ぶんなぐり先生』コミックス第1巻(C)本宮ひろ志/集英社

 『サラリーマン金太郎』などで知られる漫画家・本宮ひろ志氏(79)の最新作『ぶんなぐり先生』のコミックス第1巻が17日に発売された。これにより、本宮氏が集英社から刊行している作品の紙版コミックス累計発行部数が1億部を突破した。

【画像】懐かしい!ジャンプ名作『男一匹ガキ大将』大全集イラスト

 同氏は、集英社での初連載作となる『男一匹ガキ大将』を、1968年に創刊したばかりの「少年ジャンプ」(現「週刊少年ジャンプ」)に掲載し、初期の「ジャンプ」の躍進に大きく貢献。

 以降、掲載の場を「月刊少年ジャンプ」や「週刊プレイボーイ」「週刊ヤングジャンプ」などにも広げ、『硬派銀次郎』『俺の空』『サラリーマン金太郎』など数々のヒット作を生み出し、60余年もの長きにわたり第一線で活躍を続けてきた。

 この功績を称えるべく、集英社創業100周年記念企画として11月19日より『本宮ひろ志漫画大全集』シリーズを刊行。連載73作・読切38作(2026年4月時点)、総原稿数はおよそ6万5000ページ、巻数152巻超(予定)にのぼる本宮氏の60年超の画業を完全収録する壮大なプロジェクトとなる。

 A5判の豪華&極厚仕様で、最新技術のデジタル製版により熱を帯びたペン線を生き生きと復刻し、巻末には漫画解説者・南信長氏による作品解説や各界著名人による豪華解題を収録。第1期は、『男一匹ガキ大将』をはじめ、『俺の空』『硬派銀次郎』などを、2026年11月から2027年12月まで計33巻刊行予定。第2期(2028年1月より)では『サラリーマン金太郎』や『さわやか万太郎』など人気作品が続々刊行予定となっている。

 今回発売された最新作『ぶんなぐり先生』は、破天荒な新任教師・松山茂(まつやま・しげる)が、現代日本の縮図と化した学び舎に己の拳で風穴をあけるストーリー。「グランドジャンプ」20号(2025年9月17日発売)~同誌4号(2026年1月21日発売)にて掲載された。

■本宮ひろ志氏プロフィール
 1947年6月25日、千葉県生まれ。中学卒業後、パイロットを目指し少年航空自衛隊に入隊。その後、漫画家を志し、1965年に貸本漫画『遠い島影』(本宮博・名義)でデビュー。1968年より「少年ジャンプ」で連載を開始した『男一匹ガキ大将』が爆発的なヒット作に。初期「週刊少年ジャンプ」躍進に大きく貢献。以降、『硬派銀次郎』『俺の空』など、逆境に立ち向かい成長する主人公像や既成概念に捕われない自由な発想で社会派テーマを描き、人気を博す。

 『サラリーマン金太郎』はビジネスマン層を中心に絶大な支持を集め、ドラマ化・映画化されるなど社会現象を巻き起こした。その他の代表作に『男樹』『天地を喰らう』『猛き黄金の国』『夢幻の如く』など多数。60年以上にわたり第一線で活躍し、その作品は世代を超えて多くの読者に影響を与え続けている。