バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックが「超大型補強」で生まれ変わり、10月2日の開幕戦に臨む。東京五輪に出場した金丸晃輔をはじめ、代表経験のある安藤誓哉、ニック・ケイを獲得。今季の目標をチャンピオンシップ出場としており、B1王者を射程圏内に捉えた。開幕を前に島根の戦力や東西両地区の注目チームを分析した。  (景山達登)

 攻撃の鍵を握るのは、日本を代表するシューターの金丸。昨季の3点シュート成功率(46・6%)、フリースロー成功率(90・7%)はともにリーグ2位。島根は3点シュートの成功率が20チーム中最下位(30・5%)だっただけに今季は、金丸の加入でアウトサイドからの攻撃に厚みが生まれ、得点力の大幅アップが期待される。

 安藤は2017~18年、18~19年シーズンにB1で2連覇したアルバルク東京で昨季主将を務めたリーダーシップを買われ、島根でも主将に抜てきされた。冷静なゲームメークができるだけでなく、スピードのあるドライブで自らも得点できる。故障が少なくシーズン通して活躍できるのも強みだ。

 東京五輪3位のオーストラリア代表で身長206センチのケイは、パスや3点シュートを得意とするオールラウンダー。インサイドでの激しい守備を得意とするがファウルが少なく、相手が嫌がる存在になりそうだ。

 3人の新加入選手に加えて、ペリン・ビュフォードやリード・トラビス、ウィリアムス・ニカ、北川弘、阿部諒といった昨季のメンバー13人中9人が残留。インサイドの攻撃力を維持しつつ、補強で弱点をカバーすることでチーム力の底上げを図った。

 過去にはB2降格も経験した島根。ニュージーランド代表監督を務めた経験があるポール・ヘナレ監督の下、残留組と新加入選手の融合を図り、上位チームが例年ほぼ固定されているリーグの勢力図の塗り替えを狙う。

 島根は、10~11年シーズンからbjリーグに参戦。16~17年シーズンからはBリーグに所属したが、B1、B2を含めて年間王者になった経験はない。昨季は28勝32敗(西地区5位)でチームのB1最多勝利を更新した。