新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあるとして島根県が27日、国の示す指標でステージ3(感染急増)としていた県内の感染状況を、ステージ2(漸増)に引き下げた。これまで、重症化リスクが低い感染者は宿泊施設や自宅での療養としていたが、41日ぶりに原則全員入院の方針に戻した。 (佐々木一全)

 

 県内の9月の累計感染者数は223人で、中旬以降は新規感染者が1桁台の日が多い。県内の感染状況は国の示す6指標全てでステージ3を下回った。27日午前10時時点で、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は5・7人(国の指標15人)、人口10万人当たりの全療養者数は6・15人(同20人以上)、確保病床の使用率は12・7%(同20%以上)と落ち着く。宿泊療養者、自宅療養者はともにゼロ。

 これまでは無症状感染者らを宿泊施設や自宅療養に振り分けて病床逼迫(ひっぱく)を防いできたが、27日以降に判明した感染者は全員入院させる。その後の症状に応じて、宿泊施設や自宅での療養に移行する。病床確保計画に基づいて276床用意する即応病床は、感染状況を踏まえながら一般患者向けの病床に切り替えて、170床まで減らす。

 27日の県対策本部会議で丸山達也知事は、感染拡大の第5波が落ち着いたとの認識を示した上で「今後、第6波の到来もあり得る。緊張感を持って対策をしてほしい」と呼び掛けた。

 鳥取県は21日にステージ2に引き下げた。