「揚げるぞ」。今日も暑くなると予感させる熱気に、ひんやりとした空気が混じる。8月上旬、午前4時すぎ。島根半島東部、松江市島根町沿岸。永見輝晃さん(33)は、ベテラン漁師に交じって定置網を巻き取る。ロープを手繰る腕に力が入る。網が破れていれば甲板を走り、補修する一団の輪に加わる。
船長の金村幸雄さん(74)は「筋の良い者が来た」と目を細める...
「揚げるぞ」。今日も暑くなると予感させる熱気に、ひんやりとした空気が混じる。8月上旬、午前4時すぎ。島根半島東部、松江市島根町沿岸。永見輝晃さん(33)は、ベテラン漁師に交じって定置網を巻き取る。ロープを手繰る腕に力が入る。網が破れていれば甲板を走り、補修する一団の輪に加わる。
船長の金村幸雄さん(74)は「筋の良い者が来た」と目を細める...
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