島根、鳥取両県の地方票(党員・党友票)は、島根は岸田文雄氏、鳥取は河野太郎氏が、それぞれ最多得票だった。
島根は地元選出の党国会議員が支持する岸田氏が3838票(得票率42・2%)を得た。河野氏は105票の僅差で3733票(41・1%)。高市早苗氏は1169票(12・9%)、野田聖子氏は348票(3・8%)だった。
鳥取は石破茂元幹事長が推す河野氏が6360票(82・0%)で、他候補を圧倒。高市氏617票(8・0%)、岸田氏597票(7・7%)、野田氏179票(2・3%)と続いた。
投票権を持つ党員・党友は島根が1万2372人、鳥取は1万274人。投票率は島根73・6%、鳥取75・7%で、安倍晋三前首相と石破氏の一騎打ちとなり、同じ方式で行われた2018年の前々回選と比べて島根は1・5ポイント、鳥取は7・7ポイントそれぞれ減少。両県連に配分された地方票を割り振る予備選だった20年の前回選との比較では、島根は4・0ポイント上昇し、鳥取は5・7ポイント下がった。 (片山大輔)