「なでしこ」が笑顔でトーチを掲げ、第一歩を踏み出した。1年延期されていた東京五輪の聖火リレーが25日、震災と原発事故から10年となった福島県沿岸部で始まった。沿道の人々は声を出さずに拍手と手旗を振ってエールを送った。新型コロナウイルス禍が暗い影を落とし、感染再拡大への不安がある中、コロナ収束と復興の「希望のともしび」として全国を巡る。 (1面参照)

 福島県のサッカー施設「Jヴィレッ...